2015年6月10日水曜日

母国への想い

日本人としての誇り

楽しい時は、あっという間に過ぎる。4週間の里帰り旅行から帰ってきたら、こちらは晩秋で寒い。さっそくエアコン(heat pump)のお世話になることに。

留守の間、植物の水やりを、近所に住むインド人の家庭の二人の兄弟に頼んでおいたので、まだ固い蕾だった鉢植えのカニサボテンもピースリリーも元気に花を咲かせてくれている。ありがとう!僕たち。

隣家からはみ出ているフィジョアの木から、たくさんの実が落ちて地面に散らばっている。持ち前の'もったいない'精神から、きれいな実を拾い集めて、冷凍したりジャムにしたりして保存。

また、ここ、パーミーで、ゆっくりとした時が流れて行く。

南半球の最南端に位置して、周りを海に囲まれたNZは、アフリカからの移民が押し寄せることも無く、中国から流れてくる空気汚染に悩まされることも無く、非核法(nuclear free policy)の下に、原子力発電の危険性に悩まされることも無く(参考)、世界でも、最も安全な国の一つと言えるのではないだろうか。もっとも、NZは、日本と同じ地震大国ではあるので、その危険性は大きいけど。

それだけに、世界に於ける日本の情勢を、インターネットで見るにつけ、日本の未来は一体どうなるのだろうか?とても心配になってくる。

日本の文化や清潔な環境、まじめな国民性、工芸、手仕事、食べ物、など、世界に誇れる素晴しい物が多々あり、誇らしい気持ちになる。

それなのに、日本のマスコミは、嫌韓・嫌中感情を煽る記事ばかり載せ、それに乗せられた人々が、ヘイトスピーチをするのは悲しい。

日本人の多くが、インターネット、テレビや新聞、雑誌、などにより、嘘っぱち記事、あるいは政府の言いなりになる記事を鵜呑みにしているように思える。

もっと、世界に向けて、真実を発信して欲しい。どんなに、他国に、中傷誹謗を受けようと、武士の魂を忘れないで、悪事を憎んで人を憎まず、偏見のない毅然とした態度で世界の人たちに接して欲しいと思う。

氾濫したニュースや記事の中から真実を探すのは難しい。それでも、インターネットが普及したおかげで、調べようと思えば、検索エンジンをフル活用して、ある程度の事実をつかむことはできる。

世界の事情の裏の裏を知ることは、とても困難だけど、マスコミの情報に振り回されないよう、真実を突きつめる努力は怠らないようにしたいと思う。

かくして、いったん、パソコンに向かうと、私は、時の経つのも忘れてウェブサーフィン(web surfing)をする。日本を想いながら。

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