2010年1月30日土曜日

Folk music session

フォークミュージックの集い
金曜日(1月29日)の夜、友達のキャサリンに誘われて、フォークミュージック愛好家グループの集まりに参加した。場所は、キャサリンのフラット(flat:何人かでシェアして借りる一軒家)。キャサリンのフラットメイトの女性Aさんは、バイオリンやリコーダを演奏する。どうやら、彼女のフォークミュージック仲間の集まりらしい。

フラットの裏庭にある離れ家がコンサート会場。ごちゃごちゃ物置っぽい中は、ライトや、スピーカー、マイクなどの設備があり、何やら珍しい楽器があちこちに無造作に置いてある。

夜、と言ってもまだ明るい、8時過ぎ、楽器を抱えて来た人、何も持たずに、聞くだけの人など、11人ほどが、三々五に集まってきた。

フォークミュージックと言うだけあって、演奏するのは、Aさんを除いて、かなり年配の人ばかり。大学で少し日本語を学んだことのあるキャサリンに頼まれ「さくら、さくら」の歌詞を、インターネットで調べてプリントして持っててきた。

キャサリンとふたりで、「さくら、さくら」を歌うと、それに合わせて即興で、ギターの伴奏が入る。 その後、Aさんや、キャサリンとその双子の姉妹のステファニーのデュエットなどで盛り上がる(テンポの速い英語の歌で、こっちは、つい行けなかったけど・・・)。
(写真右:セッションの様子)
ボタンアコーディオン(Diatonic button accordion:アコーディオンの一種)を弾く人。ギターやチャランゴ(Charango:アンデスの弦楽器)を弾く人。フルートっぽい横笛や小さなたて笛をとっかえ引き換え吹く人。などなど、たいていが、いくつか楽器を変えながら演奏している。皆、多才だ。

(写真左:壁にチャランゴ)
彼らは、皆、趣味で、毎週金曜日にここに集まってフォークミュージックセッションを楽しんでいるらしい。楽しく自由にミュージックセッションの後、一休み。コーヒーと、Aさん手作りの美味しいチーズスティックとチョコケーキいただいて、ひとしきりおしゃべりに花が咲く。

いいな~~!昔習ったフルートを、また、練習して、即興でセッションの仲間入りしようかな~~(なんて、今度は、フォークミュージックに熱を上げるつもり???)でも、なかなか長続きしない我が身を情けなく思いつつ、戒めつつ、ほとんど満月の明るい星空の下を家路につく。

2010年1月27日水曜日

NZの車事情2

Kiwi はユニークなのがお好き?
日本のどこかの会社の名前がでかでか書いてあるトラック、あるいは、○○○町 △△△△幼稚園と書いたマイクロバスが走っているのを、よく見かける。塗り替えもしないで、使っているところが面白い。たぶん、Kiwi にとって、日本語は文字というより、絵?デザイン的な感覚で、むしろ、ユニークさを自慢に思っているのかも?

日本の中古車の輸入車を買った人が、時に、私のところに車を持って来て、何て書いているか教えてくれと言ってくることがある。見ると、デジタル化され、モニター画面にあれこれ、操作方法が出てくるのだ。最近の車は、石器時代の車と違って、ハイテク!すごいな~~!と、いたく感心してしまう。

ところが、これが、全部日本語。輸出用に生産された車ではないから、仕方ないことかもしれない。けど、今時、中古車が海外で活躍するということは、充分有り得ることなんだから、ハイテク時代に、少なくとも操作に必要な説明言語は、英語・日本語の両方に対応できるよう生産するべきでは?ないの~~??トヨタさ~~ん!!

いつだったか、スクェアで見たUSACOPというナンバープレートを付けたパトカー(右:12月のブログの写真)は、おそらくアメリカから輸入されたパトカーの中古車だろう。ナンバープレートは、お金を出せば好きな文字を付けることができる。




車で走っている時に、おもしろいナンバープレートをよく見かけるので楽しい。6文字以内なので、アルファベットと数字の組み合わせで長い単語を6文字の暗号みたいにつけている。その意味を瞬時に読み取るのが面白い!
例えば、4U (for you)、2U (to you)、D8 (DATE)などを加えて6文字にしている。そのとおり発音してみて、なるほど!
映画館主はCINEMA、後、GRDNER(ガードナー:庭師)、FIXR(フィクサー)、XTAC (エクスタシー) その他、NANNY(ナニー:おばあちゃん)MAD AS、 DADEES girl(ダディーズ:パパの[女の子]) 、HIVNO1(?…HIV no one?これは~~・・・)などなど、解読すると楽しい。
特記すべきは、*ヴィンテージカー。街中を、自慢げに、古き良き時代の車が走っている。ヴィンテージカー愛好会が全国、至る所にあるようで、よく、あちこちでヴィンテージカーの自慢会?が行われている。そして、この手の車の持ち主は、クモの巣なんかとは、無縁。自慢の愛車を、中から外まで、ピッカピカに磨いて手入れを怠らない。
写真(3枚)は、お正月に行ったCartertonでみかけたジャガー(Jaguar:英語的に発音すると、ジャグア)。良く手入れされている。
写真を撮らせてと頼んだら、オーナーさん、すごく嬉しそうにあれこれ自慢話をしてくれた(けど、右から左に忘れました)。
(*2009年9月15日「NZの隅々を旅するの記8-4」に、ヴィンテージカーの写真をいくつか掲載)

2010年1月21日木曜日

Silvereye

Silvereye(Waxeye)
今朝、*シルバーアイの赤ちゃんが、我が家の壁際のコンクリートの隅にじっとしているのを見つけた。つぶらな瞳の周りは、まだ産毛が抜けきっていない。体長5センチもあるかしら?巣から落ちたの?それとも、飛ぶ練習しなさいって、親鳥に突き落とされたの?小さなこの子の親はどこ?


危険な猫がいないので、しばらく陰から様子を見ることにした。周りに誰もいないので安心したのか、動き始めた。やがて、隣家との境の樹のあるところまで、一生懸命ピョコピョコジャンプしながら、たどり着いた。よく見ると、その樹の辺りに、2羽のシルバーアイが!!

親鳥だ!体長は、7センチもあるかしら?子供とあまり変わらないくらい、小さくて本当に可愛い。樹の上から、その子のいる近くまで、何度も何度も、降りたり上がったり。一生懸命、子供をはげましているようだ。

まもなく、赤ちゃん鳥は、50センチほどもあろうかと思われる境界のコンクリートを、何度か跳ねて登り、やっとその樹の根元にたどり着き、樹の幹を少しずつよじ登り、やがて葉蔭に消えた。親鳥が、樹の周りを、飛び回って、鳴いている。「もう少し、もう少し、がんばって上がっておいで!」

良かった!多分あの子は、無事巣に戻ることができたに違いない。また、一生懸命飛ぶ練習をして、無事に巣だってね!
(*Silvereyeまたの名Waxeye:NZネイティブの目白:私のブログ上のニックネームに借用)

2010年1月19日火曜日

NZの車事情1

Stone Age Car
10月から11月にかけて日本に帰った時、道路を走る車という車が、どれもピカピカで新しくまぶしかった。

我が家の愛車、フォード、テルスター(ナント!1990年製ワゴン車!!)を、私は、“石器時代の車(Stone Age Car)”と呼んでいた。エアコンもカーラジオ(これは壊れて)もなし、窓もドアも手動オープン。車検を半年に1回しながら、息も絶え絶えに酷使され、ついに先日、街のど真ん中でスーとエンジンの音が掻き消えダウン。いよいよ引退の時期が来たようで、ついに年末に買い替えるに至った。でも、NZでは、こんな石器時代的車が、ごく普通に街を走っている。


スーパーなどの駐車場で停めてある車には、古いばかりじゃない、サイドミラーやバンパーに至るまで、クモの巣だらけ(写真)!っていうのもザラだ。まるで、何年もお蔵入りしていた車が出てきました・・・みたいだけど、そんなことはない。毎日乗っているのだ。Kiwiは、まず、車を磨かない?掃除しない?そんなこと、一向に気にも留めない?日本から来て、姉が初めてそんな車をたくさん目の当たりにしたときは、さすがに、カルチャーショックだったらしい。



10数年前、Aucklandで、友人の家に遊びに行った帰り、そこに遊びに来ていたKiwiに車で送ってもらったことがある。その車は、ホンダ?だったか、スバル?だったか、の赤い色の小型車。年式は、恐ろしく古いようで、よく見ると、私の足元の床は腐食して大きな穴があいていて、道路がもろに見える。彼はその車を友人から800ドル(約5~6万円)で買ったと言い、”Japanese car's beautiful!”と絶賛しながら、その小さなポンコツ車で100キロ(法廷速度)出すので、私は生きた心地がしなかった。


こんなポンコツ車でも、不要になる?と、あちこちの路上や家の前に置いて、SALE $3,800 など紙を貼り付けて売っているのだからまた驚きだ。週末になると、メモリアルパーク(Memorial Park)の前の駐車場は、こういった中古車のセール会場と化す。以前は、パークの入り口前には50台以上の車がSale の紙を張って駐車していたが、メモリアルパークを訪れる人々の駐車の邪魔になるとして、パークの入り口数十メートル以内ではセールスをしてはいけないことになった。今は、少し左の方の広場に移動してはいるが、週末は、相変わらずたくさんの車が並んで、それを見に訪れる人、売る人で賑わっている。


NZでは、カーディーラーを通さず、持ち主がそれぞれ勝手な値段をつけて個人売買する事が盛んに行われている。日本じゃ、ポンコツとして、処分料を払わなければいけない?ような10年以上(多分もっと?)前のトヨタ車に5000ドル(30万円位?)とか値段がついているから驚くが、車なしの生活が考えられないNZで、輸入車に頼るしかないNZの車事情だから、いた仕方ないことかもしれない。

2010年1月14日木曜日

A hedgehog in the farm

ファームのハリネズミ (news from Auckland)

Reiko & Allan のファーム(Auckland)に住むハリネズミ君。時々、ファームから出てきては、愛嬌を振りまきます。今日は、アジサイでおしゃれして新年のご挨拶。皆さま、明けましておめでとう!!!




愛犬のミルキーとも仲良し?

2010年1月11日月曜日

年末年始の小旅行3-続きで最後

1月2日 
Parkvale Mushrooms
ストーンヘンジアオテアロアの帰り道、Parkvale Mushrooms(マッシュルームファーム)の看板が目に付いたので、寄って見る。ブラウンマッシュルーム(brown mushroom)、ボタンマッシュルーム(button mushroom)が量り売りで買える。

ブラウンマッシュルームを、一箱(1kg入り)買った。スーパーマーケットで買うよりずっと安く、新鮮!Ikg当たり、8.8ドル(写真は、少々お料理に使った後の写真で減っている)。スーパーマーケットでは、1キロ14ドル位するので、これはお買い得。




敷地内に豚君が一匹無心に草を食んでいたのでちょっと写真のモデルになってもらう。




Paua World
その後、パウア ワールド(Paua World)に行ってみる。NZ特産のパウア(アワビの一種)の貝殻で作った、アクセサリー、置物、その他様々な製品が置いてある。作っている工場を見られるかと思ったけど、単なるお土産屋さんの雰囲気でがっかり。で、目に付いたのが、トイレ。カバーが、透明アクリルでできていてパウアの貝殻を埋め込んである(写真)。
それに、敷地内にあった、フワフワ綿のようなピンクの花が素敵な変わった樹(写真)。 名前知ってる人がいたら教えて・・・


その他、カータートンの魅力(attractions)は? あまり、なさそう・・・そう言えば、アンティークショップが多かった・・・でもウィンドーから眺めた限りでは、ガラクタぽかったので見ずに帰路に就く。

2010年1月8日金曜日

年末年始の小旅行3

1月2日Stonehenge Aotearoa

カータートンの町から20分ほど車で行ったところにあるというストーンヘンジ・アオテアロア(Stonehenge Aotearoa)に、好奇心一杯ででかけてみた。町の中心から5分も走ると、周りは、目にさわやかな緑のファームランド。なだらかな丘が連なり、その裾野には若草色に萌える豊かな草原がどこまでも続き、夏向きに短く毛を刈り取られてみすぼらしく?なった羊たちが、草原に水玉模様のように点々と散らばり、のんびり草を食んでいる。広い牧草地に、冬の家畜の食料になる牧草が、丸く巻かれていくつも転がっているところもある。

平和な風景に、心和みながら走っていると、やがて、なだらかな丘の上にぽつんと立つ家が見えてきた。近付いてみると、窓もドアも屋根も朽ち果て、誰も住人はいない模様。まるで、ヒッチコックの映画「サイコ(Psycho)」に出てくる、ベイツ モテル(Bates Motel)みたいだ。

その丘の手前の細い道を左に曲がったところに、目的の建物はあった。車を止めると、すぐに女性が出てきて、あれこれ見学の要領を説明してくれる。案内所で入場料5ドル也を払うと、高い壁に備え付けの小さなモニターで、ストンヘンジ・アオテアロアのガイドビデオを見せてくれた。その後、道標に従って裏庭に出ると、石の丸い建築物が見えてくる。
Stonehenge Aotearoa は、もちろん、英国のストーンヘンジの単なるレプリカではない。2005年に、政府の援助を受け、NZの天体学関係者たちボランティアによって、古代エジプト、バビロニア、インダス流域の天文学、ポリネシア人の航海術、ケルト人やマオリ族の星座に関する伝承などを、取り入れ、南半球の条件に合わせ測量が行われ、天文学上正確に計算された上で、ストンヘンジが再現された。訪れた人々に、観光目的ではなく、そういった古代の人々の文化、天文学上の知識や生活のための知恵を理解してもらいたいという意図のもとに、建設された。

石のサークルは、英国のストーンヘンジと同じスケールで再現され、直径30メーター、24本の石柱から成っている。その周りの東西南北に立つオベリスク(Obelisk)は、それぞれ夏至、冬至、秋分、春分の日の出、日の入りの方向を正確に示している。サークルの中心に立って、声を発すると、音響効果があるのが分かるという。ヤホ~!とか言ってみる。なるほど、声が響いて聞こえる。


その他、アナレマ(Analemma)の図(写真上)、7人姉妹(Seven Sisters:Pleiades:スバル星の方角を示す:写真左)の石など、ポリネシアや先住民マオリの知識も取り入れられたこのストーンヘンジは、天文学や歴史に無知な私にも、もっと星座や歴史いついて知りたいという興味を湧かせてくれた。

案内所に戻ると、そこに髭の男性が。壁に張っているポスターの写真の創設者のひとり、NZ の著名な天文学者Richard Hall 氏だった。彼は、新たに訪れた数人の若者のグループに熱心に解説している。天文学関係者たちの熱い熱意を感じながら、ストーンヘンジを後にした。さて、私の天文学熱、どのくらい冷めずに続くでしょう???

2010年1月7日木曜日

年末年始の小旅行2

1月1日 Happy New Year!!!
2010年1月1日、朝、散歩の出てみる。小さな町Carterton は、商店街もほとんど閉店、ゴーストタウンと化している。お宿から、歩いて100メートル位のところにある町のメインストリートには、人っ子一人見当たらない。昨日も今日も風が強く、ジャケットを着ていないと寒い。


散歩から帰って、しばし、お宿のベランダで、ホストのご夫婦、そのご両親と談笑。彼らが出かけた後、ベランダで読みかけの単行本を読み終えた。夕方、食事をしに、メインストリートに。開いているのは、中華料理店(ここは昨夜夕食を食べたところ)と、ラウンジの横のイスタンブル(Istanbul)だけ。で、この日は、イスタンブルでトルコ料理をたべることに。
レストランの中は、トルコの製品が色とりどり、置いてあって楽しい。お料理が来るまであれこれ手に取って見る。





メニューを見て、きっと食べきれないと思って、量的に少ないというミニ????(耳慣れない名前?ですぐ忘れる)というのを注文。このミニ、ライスの上にたっぷりシシケバブ?みたいなお肉が載って、その上に選んだヨーグルト、ひよこ豆やケチャップのソースが載り、色取りよく野菜が並んだ上に、パンが載っている。ミニでも、私には多すぎて全部は食べきれなかったけど、美味でした。


食事がすんで、通りに出てみる。9時近くなのに明るい街の通り。ガランとして、人っ子ひとりいない。日本と同じ、皆、お家でのんびり過ごしているのかな?静かなお正月。




2010年1月4日月曜日

年末年始の小旅行1

Carterton でカウントダウン?

(写真左:満月?の街角:明るいマーキ・ホテル) 2009年、年越しのカウントダウン年末から新年にかけての休日は、ここパーミーから2時間余りで行けるウェリントン地方(Wellington Region)の小さな都市に行く機会が2度。24~26日は、ローワーハット(Lower Hutt)で。そして31日~2日まで、カータートン(Carterton district)で過ごすことに。(参考地図

(写真左:ラウンジの時計)Cartertonは、人口7000人前後(2006年調査では7101人)の小さな地方の街。パーミーからルアヒネ(Ruahine)山脈とタラルア(Tararua)山脈の間の渓谷を抜けて30分ほどで、パヒアトゥア(Pahiatua)へ。パヒアトゥアは1年前に寄ってホテルの中を見せてもらった懐かしいTuiの看板のホテルに寄り、カフェでランチ。そこから、エケタフナ(Eketahuna)、マスタートン(Masterton)を過ぎて間もなく、Carterton の街。

アールデコ調の外観に魅かれて予約したお宿は、Deco Homestay。若夫婦が住んでいる家の1部屋を間借りした感じ。部屋の横のバスルームの設備は、真新しく気持ち良い。その外側に小さなテーブルとイスが2個備えてあり、簡単なお茶が飲める位の準備がしてあった。そこから、家主のリビングのガラス戸に繋がっている。外のお庭の倉庫の中に小さな冷蔵庫と大きな箱型のフリーザーが備えてある。家主と共同で使うものらしい?ま、良く言えば家庭的なお宿?

31日のカウントダウンの直前、夜11時50分頃、お宿の若夫婦とそのご両親が既に行って楽しんでいるお店、ラウンジ(Lounge)に、行ってみた。小さな町のほとんど皆が集まっているんじゃないかと思われる位、このラウンジと、Tui の看板がかかるマーキ ホテル(The Marquis of Normanby Hotel)のふたつ(しか開いてない)には、年越しをしようという人で満杯!

(写真左:カウントダウンで皆輪になってお祝い)どちらも、バンドが入って、老若男女入り混じってダンスやおしゃべりで賑やかだ。ラウンジの時計が12時を回ると、一斉にあちこちで抱き合って、キスをし合って、輪ができて、Happy New Year!!!
おや?でも、誰もカウントダウンしなかったな?!それを聞きに来たのに~!!